Portfolio
A collection of my work translating Japanese media into English and Indonesian. The samples below are placeholders — real work will be added here soon.
Text Translation
Translating Japanese prose, dialogue, and written material into natural English and Indonesian, preserving tone and nuance. Short original fiction, written for this portfolio — translations are mine to fill in next. Use the buttons below each excerpt to show or hide a translation line under each sentence.
A New Employee's First Day
Japanese → English & Indonesian
「よろしくお願いします。」
新人の田中は、緊張した声でそう言うと、深く頭を下げた。
先輩の佐藤は、柔らかい笑顔を浮かべながら言った。
「そんなに硬くならなくて大丈夫だよ。分からないことがあったら、いつでも聞いてね。」
田中は少しほっとした様子で、小さくうなずいた。
初めてのオフィス、初めての先輩で、すべてが新しく、少し怖くもあった。
けれど、佐藤の優しい言葉のおかげで、その日一日を乗り越えられそうな気がした。
「まずは、コーヒーでも飲みながら、仕事の流れを説明するね。」
そう言って、佐藤は田中を休憩室へと案内した。
A Trip to Fujikawaguchiko
Japanese → English & Indonesian
河口湖行きのバスは、思ったよりも混んでいた。
週末ということもあって、車内は観光客でほぼ満席だった。
「今日は富士山、見えるといいな。」
隣に座った友人がそう呟くと、窓の外を心配そうに見つめた。
空は少し曇っていて、山がきれいに見えるかどうかは、正直分からなかった。
二時間ほどバスに揺られ、ようやく河口湖に到着した。
バスを降りた瞬間、目の前に広がった景色に、思わず息をのんだ。
湖面には、雲の切れ間から顔を出した富士山が、静かに映り込んでいた。
「来てよかったね。」
そう言い合いながら、二人はしばらくの間、その景色から目を離せなかった。
Audio Transcription
Transcribing spoken Japanese audio and translating it into English or Indonesian for scripts, interviews, and voiceover work. Public-domain audiobook readings, used here as source material — translations are mine to fill in next. Use the buttons below each transcript to show or hide a translation line under each sentence.
故郷(ふるさと)— Preface
Japanese → English & Indonesian
By Shimazaki Tōson (1920), public domain. Recording: LibriVox (read by ekzemplaro). Text: Aozora Bunko, original 1920s orthography.
故郷、島崎藤村。
こちらはリブリヴォックスです。
リブリヴォックスの録音はすべてパブリックドメインです。
ボランティアについてなど詳しくはサイトをご覧ください。
URL: librivox.org
端書き
父さんが遠い外國の方から歸つた時、太郎や次郎への土産話にと思ひまして、いろいろな旅のお話をまとめたのが、父さんの『幼きものに』でした。
あの時、太郎はやうやく十三歳、次郎は十一歳でした。
早いものですね。
あの本を作つた時から、もう三年の月日がたちます。
太郎は十六歳、次郎は十四歳にもなります。
父さんの家には、今、太郎に、次郎に、末子の三人が居ます。
末子は母さんが亡くなると間もなく常陸の方の乳母の家に預けられて、七年もその乳母のところに居ましたが、今では父さんの家の方へ歸つて來て居ます。
三郎はもう長いこと信州木曾の小父さんの家に養はれて居まして、兄の太郎や次郎のところへ時々お手紙なぞをよこすやうになりました。
三郎はことし十三歳、末子がもう十一歳にもなりますよ。
父さんの家ではよく三郎の噂をします。
三郎が居る木曾の方の話もよく出ます。
あの木曾の山の中が父さんの生れたところなんですから。
人はいくつに成つても子供の時分に食べた物の味を忘れないやうに、自分の生れた土地のことを忘れないものでね。
假令その土地が、どんな山の中でありましても、そこで今度、父さんは自分の幼少い時分のことや、その子供の時分に遊び廻つた山や林のお話を一册の小さな本に作らうと思ひ立ちました。
あの『幼きものに』と同じやうに、今度の本も太郎や次郎などに話し聞かせるつもりで書きました。
それがこの『ふるさと』です。
端書き終わり。
この録音はパブリックドメインです。
生まれいずる悩み — Chapter 1
Japanese → English & Indonesian
By Arishima Takeo (1918), public domain. Recording: LibriVox (read by ekzemplaro). Text: Aozora Bunko.
生まれいずる悩み、有島武郎。
こちらはリブリヴォックスです。
リブリヴォックスの録音はすべてパブリックドメインです。
ボランティアについてなど詳しくはサイトをご覧ください。
URL: librivox.org
一
私は自分の仕事を神聖なものにしようとしていた。
ねじ曲がろうとする自分の心をひっぱたいて、できるだけ伸び伸びしたまっすぐな明るい世界に出て、そこに自分の芸術の宮殿を築き上げようともがいていた。
それは私にとってどれほど喜ばしい事だったろう。
と同時にどれほど苦しい事だったろう。
私の心の奥底には確かに――すべての人の心の奥底にあるのと同様な――火が燃えてはいたけれども、その火を燻らそうとする塵芥の堆積はまたひどいものだった。
かきのけてもかきのけても容易に火の燃え立って来ないような瞬間には私はみじめだった。
私は、机の向こうに開かれた窓から、冬が来て雪にうずもれて行く一面の畑を見渡しながら、滞りがちな筆をしかりつけしかりつけ運ばそうとしていた。
寒い。
原稿紙の手ざわりは氷のようだった。
陽はずんずん暮れて行くのだった。
灰色からねずみ色に、ねずみ色から墨色にぼかされた大きな紙を目の前にかけて、上から下へと一気に視線を落として行く時に感ずるような速さで、昼の光は夜の闇に変わって行こうとしていた。
午後になったと思うまもなく、どんどん暮れかかる北海道の冬を知らないものには、日がいち早く蝕ばまれるこの気味悪いさびしさは想像がつくまい。
ニセコアンの丘陵の裂け目からまっしぐらにこの高原の畑地を目がけて吹きおろして来る風は、割合に粒の大きい軽やかな初冬の雪片をあおり立てあおり立て横ざまに舞い飛ばした。
雪片は暮れ残った光の迷子のように、ちかちかした印象を見る人の目に与えながら、いたずら者らしくさんざん飛び回った元気にも似ず、降りたまった積雪の上に落ちるや否や、寒い薄紫の死を死んでしまう。
ただ窓に来てあたる雪片だけがさらさらさらさらとささやかに音を立てるばかりで、他のすべてのやつらは残らず唖だ。
快活らしい白い唖の群れの舞踏――それは見る人を涙ぐませる。
私はさびしさのあまり筆をとめて窓の外をながめてみた。
そして君の事を思った。
章終わり。
この録音はパブリックドメインです。
Video Subtitling
Transcribing and translating video dialogue, then timing and formatting subtitles ready for publishing.
Short Clip Subtitles
Japanese → English
Placeholder — sample subtitles coming soon.
Documentary Segment
Japanese → Indonesian
Placeholder — sample subtitles coming soon.